この記事の内容
- ChatGPTとは?
- ChatGPTの使い方で注意すべきこと
- ChatGPTの登場でWebライターの仕事は無くなるのか?
- AI時代の中でWebライターに求められる能力3つ|今やるべきこと3つ
- ChatGPTの使い方
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この記事では、次のような疑問を解決します。
- ChatGPTが登場したことでWebライターの仕事は無くなるの?
- Webライターが生き残っていくためには何をしたらいい?
ChatGPTは、今もっとも世界で注目されている自動文章生成AIです。
Webライターとして活動している人の中には、「将来、自分の仕事が無くなるのでは?」と危険を感じた人もいるのではないでしょうか。
結論をお伝えすると、今すぐWebライターの仕事が無くなることはありませんが、Webライターとしてスキルアップを続けることが大切です。
ChatGPTの登場によってWebライターの仕事はどう変化するのか、Webライターが生き残るために今後するべきことを解説していきます。
この記事を書いた人
ChatGPTについて本で学びたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
ChatGPTとは?
まず、ChatGPTの基本的な情報をお伝えします。
ChatGPTとは、大量のデータを学習した自動文章生成AI
ChatGPTは、人間のような自然な文章を作成できるAIのことです。
Webサイト上の大量のデータを学習しているため、「○○を教えて」というと5秒ぐらいで答えをくれます。
普段Webライターがやっている「リサーチ→執筆」という作業を一瞬で終わらせる、すごい技術です。
試しにChatGPTに記事を書いてもらいました。
かなり自然な日本語で書かれていて、重要なポイントがまとまっていますよね。
ChatGPTを使えば、誰でも簡単・スピーディーに文章を作成することができます。
ChatGPTが作成できる文章の種類
ChatGPTは作成できる文章の中には、次のような種類があります。
- ブログ・サイトの記事
- SNSの投稿内容
- メールの文書
- 小説・詩
ブログのようなWebサイトの記事を執筆できることはもちろん、小説、論文やビジネス書のような専門的な文書も書いてくれます。
CSS・HTML・JavascriptなどのWeb言語も答えてくれました。
ChatGPTはデータベースにある情報を使って、さまざまな種類の文章を作成できる
ChatGPTの使い方で注意するべきこと
ChatGPTは非常に便利ですが、使うときは以下の3点について注意すべきです。
- 誤った情報が含まれる可能性がある
- 作った文章をそのまま記事にするのは、Googleのポリシー違反になる可能性が高い
- 高品質な記事を作れるとは限らない
簡単に説明します。
文章の中に誤った情報が含まれる可能性がある
ChatGPTは、Web上のデータなどを分析したものなので、誤情報が混じる可能性があります。
例えば「○○でおすすめの温泉宿はどこ?」と質問をした結果、表示された旅館を調べてみたら実際には存在しなかったという例もあります。
また、医療や金融など専門分野の文章には、情報元が正確でないと古い情報・誤った情報が入ってくることもあります。
自分があまり詳しくないジャンルだと、情報が正しいか確認するのに時間がかかるかもしれませんね…
ChatGPTを使う際は、誤情報が混じる可能性があることを理解しておこう。
AIが作った記事をそのまま掲載するのは、Googleのポリシー違反になる可能性がある
Googleは、AI生成に関するコンテンツについてガイドラインを追加しました。
AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス | Google 検索セントラル ブログ | Google Developers
このガイドラインの要点はこちら。
- GoogleはAIを使うなど記事の作成方法に関わらず高品質の記事は評価する
- 検索結果のランキング操作を目的に、コンテンツ生成に自動化(AI を含む)を利用することはスパムに関するポリシーに違反する
AIの文章を編集もせずにそのまま記事にするのはGoogleのポリシー違反とされ、記事の評価も下がってしまうのです。
ChatGPTを活用しても問題はありませんが、作成した文章は必ず人間の目でチェックしましょう。
高品質な記事を作れるとは限らない
ChatGPTで作った文章は、おおむね正しい日本語の文章ができあがります。
でも、必ずしも高品質な記事を作れるわけではありません。
ChatGPTはあくまでデータベースにある情報をまとめているだけので、「その記事を誰に書きたいのか」「何を伝えたいのか」というユーザー目線に立った書き方はできません。
日本語が正しくても「読みやすい文章」とは限りませんよね。
ChatGPTの文章に頼るのではなく、人間がユーザーのニーズにあった記事にアレンジしていきましょう。
ChatGPTの登場でWebライターの仕事は無くなるのか?
結論から言うと、現時点でWebライターの仕事が完全に無くなるとは言えません。
ただし、今までWebライターがやっていた作業がAIに代わることで、業務効率化が進みます。
次の表で、Webライターの仕事のうち、ChatGPTで効率化できそうなものをまとめました。
仕事内容 | 業務効率化ができるか |
キーワード選定 | × |
リサーチ | 〇 |
記事構成・見出しの作成 | 〇 |
記事執筆 | △ |
見直し・校正 | × |
画像の選定や作成 | × |
WordPressへ入稿 | × |
〇=効率化できる △=一部効率化できる ×=効率化できない・AIが得意でない
それぞれの項目を、もう少し詳しく解説しますね。
リサーチの時間が短縮する
ChatGPTは人間ひとりの知識よりも、はるかに大量のデータを学習しているので、効率的にリサーチすることができます。
リサーチの時間って、慣れていないジャンルだと時間がかかるし、あっちこっち探していると疲れてきますよね。
これからは、面倒なリサーチの時間が短くなっていくと思います。
記事構成を考える時間が減る
ChatGPTを使って「○○というテーマの記事を書きたいから、アウトラインを書いて」と言えば簡単に見出しを作ってくれます。
Webライターが記事を書く時は、まず見出しから書き始めます。
見出しを考える時には、リサーチで集めた情報を取捨選択して、どの順番で書くか決めて…と意外と時間がかかりますよね。
記事の構成を作る時は、ChatGPTを参考にすればもっと短時間で作業を終わらせることができます。
記事執筆をする時間の一部が効率化する
ChatGPTによって、記事を執筆する時間が一部効率化されます。
0から1へ文章を生み出すのは、時間と労力がいるものです。
ChatGPTが作った文章を参考にすれば、自分の言葉に置き換える作業さえすれば、簡単に執筆ができます。
リライトする感覚に近いですね。
その代わり、次のような時間が余計にかかってしまいます。
- 誤情報が混じっていないか調べる時間
- 追加で入れたい情報を入力する時間
- 言葉の表現を変える時間
書く記事のジャンルによっては、最初から自分で手打ちする方が速い可能性もあります。
AI時代の中でWebライターに求められる能力3つ|今やるべきこと3つ
それでは今後、Webライターはどうやって生き残っていけばいいのでしょうか。
Webライターに求められる能力と、今やるべきこと3つを解説します。
Webライターに求められる能力3つ
今後Webライターに求められる能力は、次の3つです。
- ChatGPT(AI)を使って記事を速く・大量にかけること
- AIには書けない品質の高い記事をかけること
- ライターの枠を超えて、ひとつ上の役割・別のスキルも必要になること
なぜこの3つの能力が必要なのか、クライアント・編集者の目線に立って考えてみましょう。
- Webライターの業務が効率化したから、もっとたくさん記事を書いてもらおう
- AIでは簡単に書けない、専門的な記事を書ける人、読者を惹きつける文章を書ける人を採用したいな
- 他にもサイト運営をしたいから、記事執筆だけじゃなくて他のライターをまとめる役割もやってもらおう
もっと極端に言うと、
Web上の情報をまとめるのはAIで良いから、簡単な記事執筆しかできない人には外注しなくてもいいかな…
と思う可能性が出てくるかもしれませんよね。
Webライターがこれから勝ち抜いていくためには、今まで以上に新しいスキルを身に付けていく必要があります。
やるべきこと①|自分でブログを運営してみる
もしWebライターでブログを運営していない人がいれば、今すぐにブログを開設しましょう。
ブログを運営すると、収益化するための道筋を設計する必要があり、記事を執筆する以外の作業を経験することができます。
他にも、外注ライターへ依頼してクライアントの立場になってみると、編集者・運営者としての目線を身に付けることもできます。
ブログの開設は10分程度で完成します。こちらの記事を参考に始めてみましょう。
やるべきこと②|日常的に情報収集を行う
Webライターは、AIを上手く使って効率的なライティングをする必要があります。
ChatGPTのような生成AIに関する情報収集をするには、「PROMPTY」というメディアを活用するのがおすすめ。
PROMPTYには次のような情報が載っています。
- 生成AI活用術
- ChatGPTプロンプト(命令文)テンプレ
- Midjourneyプロンプトテンプレ
- AIニュースやインタビュー、AIサービスの紹介
SEO記事のリード文を作成するプロンプト、誰にでも分かりやすい文章の生成方法など、ライターがすぐに使えるテクニックが紹介されているので参考にしてください。
やるべきこと③|ChatGPTを使ってみる
まだChatGPTを活用したことが無い日人は、ChatGPTを使ってみましょう。
今後、WebライターがAIを使った記事作成をするのが当たり前になる日は、そう遠くないかもしれません。
今からChatGPTを使い慣れておけば、他のWebライターから一歩リードできますよ。
ChatGPTの使い方
それでは、ChatGPTの登録方法と使い方を解説します。
フリープランなら、誰でも無料で使うことができますので安心して進めてください。
ChatGPTアカウントを作成する
ChatGPTのサイトへアクセスします。
「Try ChatGPT」をクリックしましょう。
次の画面が表示されたら、「Sign up」をクリックします。
次の画面でアカウントを作成します。
アカウントを作成する方法は、メールアドレス、Googleアカウント、Microsoftアカウントの3つがあります。
今回は、Googleアカウントを使う方法を紹介します。
次の画面でGoogleログイン画面へ移ります。
使いたいGoogleアカウントのメールアドレスまたは電話番号を入力して「次へ」を押します。
次の画面で、ログインパスワードを入力して「次へ」を押します。
続いて、氏名を入力する欄が出てきます。入力したら「Continue」をクリックします。
続いて電話番号認証に移ります。
ご自身のスマートフォンの電話番号を入力して、「Send code」をクリックします。
スマートフォンにSMSでコードが届くので、受信したコードを画面に入力すれば、登録完了です。
新しいチャットを作成する
それでは、実際にChatGPTを使ってみましょう。
新しくチャットを始める場合は、画面赤枠内に質問したい内容を入力しEnterを押します。
ここでは、「SEOライティングについて教えて」と入力すると次のように答えてくれました。
続けて質問したい場合は、下の箱の中に次の質問をしていきます。
もし文章が途中で終わったしまった場合は、「続きを教えて」と入力してください。
チャット画面は、複数作成できます。
今回の質問は、赤枠内にある「New Chat」というタイトルで保存されています。
同じチャット内であれば、AIが文脈を理解して答えてくれますよ。
作成したチャットは左側のサイドバーに溜まっていくので、後から見返すことができます。
あとは、どんどんご自身で試してみてください!
ChatGPTによってWebライターの仕事は無くならないが、スキルアップは必要です
ChatGPTの登場によって今すぐにWebライターの仕事が無くなるわけではありません。
しかし、Webライターが行っていた作業の一部が効率化されるため、単純な作業はAIが代替する可能性はあります。
今後もWebライターとして生き残っていくためには、次のような能力が求められます。
- ChatGPT(AI)を使って記事を速く・大量にかけること
- AIには書けない品質の高い記事をかけること
- ライターの枠を超えて、ひとつ上の役割・別のスキルも持っていること
スキルを上げるために、Webライターが今やるべきことは次の3つです。
- 自分でブログを運営する
- 日常的に情報収集を行う
- ChatGPTを使ってみる
ChatGPTなどAIに関する情報収集を行うなら、プロンプトエンジニアのための情報メディア「PROMPTY」がおすすめ。
ChatGPTに関するプロンプト(命令文)のテンプレも大量に掲載されており、WebライターがChatGPTを活用するためのヒントが見つかると思います。
ブログ運営をするなら、WordPressでブログを開設しましょう。
ChatGPTを有効に活用してライティング作業を効率化しつつ、Webライターとしての自己研鑚も継続していきましょう。
今回の内容は、以上です。